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  • 執筆者の写真プラナビ編集部

滝澤工務店物語

更新日:2020年8月28日

たきざわこうむてんものがたり



雄大な北アルプスを望む信州 松本市。この地に「難しい仕事でも断らない」「困った時には」「是非あの会社で家を建てたい」と言われ続けている工務店があります。それが滝澤工務店です。

3代目 現社長の滝澤顕(たきざわ・あきら)さんから教えていただいた仕事は、住宅の領域をはるかに超える非常に幅広いものでした。

街のシンボルとも言える松本城の黒門改修工事や、歴史ある温泉旅館の浴室棟の工事など。特にこの現場は露天風呂、庭石、基礎、配管設備などが複雑に絡む難工事だったそうです。


更に通常の工務店が携わらないであろう仕事もされています。

それは平成初頭から携わる山小屋の工事です。始まりは標高約2,300mの高地にある西穂高岳の山荘でした。

その後も槍ヶ岳、岳沢などの山小屋工事に携わり、平成30年には御嶽山山頂の二ノ池本館を竣工させました。標高約2,900m。ヘリコプターによる資材の荷揚げ荷受けなどの特別な技術習得と、天候に左右される中でも粘り強く施工を完遂させる力が求められる現場でした。


「仕事は断るな。この会社ならできると思って声をかけて頂いている」 

滝澤さんが子供のころ、創業者である祖父 滝澤裕さんと暮らした自宅兼作業場はいつもカンナくずの木の香りであふれていました。その当時より繰り返し聞かされていたこの言葉が 難工事に挑んでいく現在の滝澤工務店の姿につながっているのでしょう。

質実剛健なイメージがある一方で、家づくりの施主さまとの触れ合いにはアットホームさ、気軽さをいつも心掛けているそうです。

注目は毎年4月末頃に行われる「はっぱ祭り」です。

滝澤工務店で家を建てられたお客様を中心に200名以上が来場するお祭りです。本社の資材置き場、工場の一角を使って、丸太切り競争や釘打ち競争、丸太ボウリング、親子で参加するおもちゃ作りワークショップなどを開催しています。餅まきや、屋台なども運営し、子供から大人まで楽しめるよう社員全員で盛り上げます。


祭りに参加する社員には 技能五輪全国大会 建築大工部門で長野県代表の方々もいます。

高い技術を持つ大工と気軽に触れ合えるのもこの祭りの魅力の一つです。住まいづくりを検討中のお客様がご来場し、その場で施工を決めて頂いたこともあったそうです。



アットホームな交流、そして 数々の難しい工事で培った技術力でお客様のご要望に応えていく。まさに「こころゆくまでの家づくり」ができる工務店と言えるでしょう。



松本エリアは、画一的なハウスメーカーの参入が難しい地域と言われます。背景の一つには 文化度が高く、こだわりを持ったお施主さまの多いことが挙げられます。

シビアな状況の中「あの滝澤工務店で家を建てたい」というご指名を頂けるのは何故なのでしょうか。

滝澤さんの言葉です。

「家づくりで一番うれしかったのは 『工事が終わってしまうのが悲しい』と涙ぐんでいただいたお客様がいらっしゃったことです。毎回お引き渡し時に思うのは 施主さまに幸せになっていただきたい ということです。これからも 幸せになっていただくための箱 を作り続けていきます」

滝澤工務店の高い評価、ブランド力は

細かい努力と挑戦の積み重ね、そしてお客様の幸せを願う気持ちから生まれているのでしょう。そして、それは今後ますます揺るぎないものになることと思います。



家を”買う”ものから"創る"ものへ

プラナビ編集部


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